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私の日常をご覧にいれましょう


by happaya-d

クリスマスの思い出

今日はクリスマスイブですね。
本日、おそらく今年最後であろうという仕事を済ませましたので、晴れてクリスマス&お正月休みに突入です

そこで、クリスマス特大版の(単に長いだけ)『クリスマスの思い出』を2本立てでお送りします。

1「赤い靴下」
私のクリスマスの最も古い記憶は幼稚園の時です。
幼稚園でクリスマスっぽいイベントをやってしまったために、クリスマスを知った私をごまかすことができず、ようやく我が家でもそれらしい催しをやることになったようでした。
うちには兄もいましたが、聞き分けの良い少年だったため、それまでは誰も「クリスマスパーティをしたい」「クリスマスプレゼントがほしい」とは言わなかったそうです。
私のわがままを一身に受けた兄が、赤い画用紙でプレゼント投入用の靴下を作ってくれました。
しかし、現実派の兄は本物の靴下の形と大きさをきっちり守って作ってしまいました。

いざ、イブの夜。
眠りの浅い子供だった私は、両親のコソコソ声で目を覚ましましたが、幼稚園で「起きるとプレゼントがもらえない」ときつく言い渡されていたのでじっとガマンしていました。
両親がサンタさんを部屋に通す様子を思い描きながら、とにかく息を殺して待ちます。
ところが、コソコソ聞こえるのは両親の声だけでサンタさんはいないようです。きっともうプレゼントだけを両親に渡して帰ったのだろうと思いました。
両親がゴソゴソと、兄手製の靴下にプレゼントを入れる気配がします。
しかし…妙に手間取っています。
「入らないよ。コレ。」
「靴下が細すぎるから。」
というようなことを言っているのが聞こえました。
やっぱりな。と私も思ったけど、サンタクロースならなんとかできるかもしれないとたかをくくっていたのです。

クリスマスの朝。
靴下はパンパンにふくれていました。
逆さにしても、出てきません。
えい!と力をいれて振ると、中からみかんが2個、ぼとぼとっとこぼれ落ちました。
「みかん…。」
“かわいげのない子供”だった私もさすがに絶句。
2個のみかんを吐き出した靴下からは、他に前日のおやつに出たジャンケンチョコレート(キャンディタイプの小さなチョコ)も数個出てきました。
サンタさんからのプレゼントはそんな感じでしたが、意外にも両親がくれたプレゼントは前から欲しかったお人形の家でした…。

2「母の手づくりクリスマスケーキ」
小学生の頃、母が珍しく「クリスマスケーキは私が作る!」と宣言しました。
あんな大層なもの、シロウトにも作れるとは思っていなかった私は、ほぼ正確にぐにゃりとなったケーキの完成を想像しました。
ところが、母は自信満々で「すばらしいアイディアが浮かんだ。」と言っていたので、兄も私もどんなものかと緊張して待っていました。

午後。
ケーキ作りが始まりました。
始まってすぐ、そのケーキが普通のケーキじゃないことがわかりました。
母は大量に買ってきたドーナツを、ピラミッドのようにガンガン積み上げます。
「これはクリスマスツリーのイメージよ。」
はあ、としか言えない子供2人。
いつでも母の「イメージ」というのは強引でした。
そして、母はホイップクリームを取り出します。
三角形のビニール袋にクリームが入っており、しぼればマヨネーズと同じように出てくるという例のアレ。
「それ〜!」
ピラミッドドーナツを下から上へぐるぐるぐる〜っとクリームで渦巻き。

「ハイ。できあがり。」

本日のひと言。
「クリスマスには全力投球」

写真は…
1.今年作ってみた我が家のクリスマスツリー(金のなる木)。
2.そのツリーの夜の様子。
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by happaya-d | 2007-12-24 19:24 | 日常