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私の日常をご覧にいれましょう


by happaya-d

カテゴリ:お仕事( 28 )

念力が通じたらしい

武術でいつもお世話になっている方にとても旅行慣れしている女性がいます。
先日、その人に
「今まで旅行した中で、気に入ったのはどこですか?」
ときいたら、
「そうだねー、チェコは良かったよ。町がきれいだったし。」
とのこと。

チェコかあ。いいなあ。ヨーロッパは10年以上行ってないしなあ。
(というよりイタリアに一度行った事があるだけ)
いつも東南アジアばかり行っている私にはヨーロッパはちょっと高そうだから、ツアーで安いのないかなーと思っていました。

行きたいと思っても自分でテキパキ調べたりせずボケーッとチャンスを待つだけの私。
「チェコ・ツアー・チェコ・ツアー・チェコ・ツアー」
と念仏のように唱えていました。

すると来ました!
旅行仲間からツアーの話が!
チェコ・スロバキア・ハンガリー・ドイツ・オーストリアを巡る10日間。
しかも安いわ。
いつもながら都合の良い。
毎度ぼんやり念じているとチャンスがやってきます。
(これだから努力をしなくなるんだけどね)

やっほーい!というわけで、参加することに。

早速、レギュラーの仕事をやらせて頂いている広告代理店に電話をかけ、私がいない日程を報告しました。
その中で毎月依頼本数の多い代理店には直接伺って話をしました。
フリーランスとはいえ、コンスタントにお仕事を頂いている以上はちゃんと予定を合わせながらお休みをさせて頂かなくてはいけません。

私「あの…実はご相談があるんですが…」

社員A「相談?!…そう、何かな。じゃあ向こうの部屋で…」
と社員の方が言うと、他の方が
社員B「いや、ここで。一緒に聞きましょうよ。」

事務所内の痛い空気が印象的でした。
デザイナーは毎月身を削ってフラフラしながら〆切を乗り切っています。それはお仕事を下さる代理店のディレクターも同じで、お互い頑張れ!頑張れ!と心で叫びながら〆切まで突っ走るわけです。
中にはイヤになって辞めてしまう人もいるし、仕事を減らしてくれと頼む場合もあるし、報酬をあげてくれと言い出すケースも。
私の申し出もその手のものだと思ったようです。

私「あのー…」
社員A「…やめたくなっちゃった?」
私「は?」
社員A「減らしてくれとか?」
私「いえいえ、まさかあ。」
社員A「報酬あげてほしい、とかですかね?」
私「ええ?!違いますよ〜。」

社員の方2人は他に一体何があるの?って顔をなさってましたが。

私「実は今度、旅行に行きたくてですね。それがなんと10日間!」

…。
…。
…。

社員AB「じゃんじゃんいってらっしゃーい。」

痛い空気がサラッと軽くなったのを感じました。
確かに2、3年前にいた他のデザイナーさんが最近いないなと思う事もあるし、デザイン事務所なんかでも体調崩してやめてしまう社員デザイナーも多いと聞きます。
DTPはデザイナーを長期確保するのが大変なんですね…。

とにかくこれで心置きなく旅行に行けます♪
旅行の前後はその分仕事が大変になるそうですが、それでも10日間も脱出できるんだから幸せです。
こうしてお知らせしてても旅行中に仕事が来てしまうこともありますから、何度もお伝えしなくてはいけませんが。

ちなみに旅行は3月の末から。
まだ2ヶ月も先の話なんですけどね。

本日のひと言。
「痩せたい・キレイになりたい・痩せたい・キレイになりたい」
by happaya-d | 2008-01-26 00:05 | お仕事

落ちたり浮いたり

今月の仕事もそろそろ終わりです。
毎月10日頃から20日頃までが仕事のカタマリで、他の日々は絵やマンガを描いて遊んでいます。
逆に考えるとこの10日間くらいの間で一ヶ月分稼ぎ出すのですから、正直寝ていませんし、脳みそも非常に疑わしいレベルまで来ています。

今日は22日…。
なのにまだクライアントからの原稿がそろわず、仕事が終わらず、かと言ってさっさと寝るわけにもいかず…
体力の限界もとっくに飛び越えてますから、ポテトを抱っこして癒されながらどうにか座っている状態です。

中にはデザインするだけしてなかなか先方から校了の連絡が来ない物件もあり、気になって代理店に電話してみると…
「あっ!お知らせするの忘れていました!すみません!広告依頼のお店が閉店することになったらしいんですよ〜!」

なんですとーーーーーー??

私「じゃ、広告は…。」

もちろん、お店が閉店するのに広告出してもしかたないですよ。
ああああ。
私の作った広告があ。

「もちろん、HAPPAさんにデザイン料はお支払しますけど…。ただ、せっかくデザインしてもらったのに、世に出ず闇に葬られることになってしまって、申し訳ないです…。」

ショックだーーーーっ!!!!

そんなこんなでショックを思いっきり受けている時にまた別口のお仕事が。
こちらグルメの特集でお惣菜の美味しいお店をピックアップするページのデザイン。
情報誌の配布地域は小田原です。

「あれ?」

見覚えあるなーと思っていたら、知ってるスーパーマーケットです。
私、子供の頃は小田原に住んでいました。
よく100円玉持って駄菓子を買いに行っていたスーパーが取り上げられていました。小さな町の小さなスーパー。しかも創業60年で古い。

「わぁ…あのスーパー、まだあるんだぁ。」

今日一日で落ちたり浮いたりです。

本日のひと言。
「全ての感情はモニターの前に」
by happaya-d | 2008-01-22 23:29 | お仕事

仕事の愚痴…

お願い!
カメラマンさんへこの思いとどけ〜!
画像は高解像度で「引き」で撮って!
トリミングは後でいくらでもできるんだから!
端っこで欠けちゃったエビ天を復活させるのは大変なの!
お願い〜!

m(_ _;)m
by happaya-d | 2008-01-19 18:32 | お仕事

初ワナワナ

今日は日記を2本書いていますので時間があったら両方読んで下さい。
…でも、こっちの日記ははっきり言って、「激怒の日記」です!
怒りのあまり、いつもにも増して長いですよ。

最寄りの駅周辺、とあるメガネ屋さんA店としておきましょう。
帰省中の兄が検診とコンタクトレンズ購入の為に出かけました。
視力の良い私はメガネ屋さんにとんと縁がありませんが、今日は父の誕生日でしたのでその後一緒にケーキを買うためにくっついて行きました。

このメガネ屋さん、新聞広告を出していました。
お年玉年賀ハガキの番号で当たりくじを作り、当たりの抽選番号に応じて最大30%引きまでされるというキャンペーン。
兄が自分に来た年賀状を見たところ、10%引きが当たっていたそうです。
それをお店で言うと…

店長「ああそれ、コンタクトレンズは除外なんですよ。広告にそう書いてあるはずですよ。」
とのこと。
兄「…そうですか、わかりました。」(←争いごとが嫌い)

しかし、私は「ちょっと待てよ」と思いました。
すぐに持って来ていた広告チラシを見てみましたがやっぱり「コンタクトレンズは対象外」とは書いてありません。

私「どちらに書いてあるんですか?」(←争いごとを招くタイプ)
ときくと、店長はチラシを手に取って一応見る感じ。

私「書いてありますか?」

店長「…じゃあ、いいですよ。今日は値引きしますよ。ただね、コンタクトレンズは元々値引きしてあるのでこれ以上安くできないんです。これからは覚えておいて下さいね。」

ワナワナワナワナ…。(怒りをこらえる私のオーラが引き起こす波動)

10秒、思わず黙りました。
私本気で頭に来るとうっすら笑ったまま黙ってしまうクセがあります。

私「コンタクトレンズが対象外なら、値引きして頂く必要はないです。私達は広告チラシを見て判断してきただけですから。コンタクトレンズは一切値引きされないということを覚えておくかどうかのお話ではなく、この広告には『コンタクトレンズは対象外』だと書いていなかったということと、先程店長さんは『広告にそう書いてあるはずです』とおっしゃったことがどうかと思っているんです。が。』

店長「だから、今回は値引きしますよ。次からは気をつけて下さいね。」

ワナワナワナワナ…。

私「チラシの年賀状宝くじについての告知のすぐ上にコンタクトレンズの広告があります。これでコンタクトは対象外だと書いていないのに、『ああコンタクトレンズはいつも安くしているからきっと対象外だろうな』と思うお客様は少ないと思います。チラシに、コンタクトレンズは安くできませんので覚えておいて下さいと書いてはどうですか。」

結局、値引きされることになりました。
お会計の時、店長さんは従業員の女性に言いました。
「チラシにコンタクトレンズ対象外って書いてなかったから、こちらの方達が誤解しちゃってるので、今回は10%引いてあげてちょうだい。」

ワナワナワナワナ…。

堪忍袋って、こんなに小さかったんだ。
ちょっとお待ち。そこに座れ。店長あなたは何様だ?
正しいお答えを教えてあげます。
今からじゃもう間に合わないと思うから、来世もメガネ屋に生まれ変わったら思い出してちゃんと店長おやりなさい。

1.「いらっしゃいませ」を言いましょう。
2.「広告にそう書いてあるはずです」ではなく、「申し訳ありません、チラシに載せていたと思ったのですが…。」と言いつつでもいいから確認しましょう。
3.告知不十分、そして自分の記憶に間違いがあったと気付いたら、直ちに謝罪しましょう。頭をさげるのにお金も時間もかかりません。
4.「コンタクトレンズは元々値引きしてあるのでこれ以上安くできないんです。これからは覚えておいて下さいね。」ではなく、「キャンペーンでは対象外にしていますが、コンタクトレンズは普段から精一杯低価格でご提供させて頂いていますので、今後もぜひよろしくお願い致します。」と言いましょう。
5.「次からは気をつけて下さいね。」…。
 「次からは気をつけて下さいね」…?
 「次からは気をつけて下さいね」…!?

6.「こちらの方達が誤解しちゃってるので、今回は10%引いてあげてちょうだい。」

こら!
誤解って言った?
誤解って言った?(2回も言っちゃったよ。)
誤解じゃないでしょ?チラシをみて素直に判断した結果でしょ?

私は言いたい。
「値引き」を申し出るお客様の気持ちというものがあります。
人によってはちょっと恥ずかしい気持ちで来る人もいるでしょう。
それでも少しでも安く買えたら助かるし、メガネ屋さんのキャンペーンとはいえ年初めに当たりくじが当たったのだから嬉しいはずです。
それを自分の店の間違いを「申し訳ない」と全く思わず、さらには
「覚えておいて下さい」。しかも「次からは気をつけて下さいね」でしまいには「誤解しちゃってる」。

お客様を惨めな気持ちにさせる商売人がとても嫌いです。
客を馬鹿にしたような態度、視線、言葉…。
「文句があるなら安くしてやる」と言わんばかりで一度も頭をさげなかった。
従業員の女性に申し付けた後、「値引きとなりましたので」とも「失礼しました」とも「ありがとうございました」とも言わず、目も合わせずさっさと奥へ言ってしまった。

私がどうしてこんなに腹を立てているか…実は前振りがあります。
我が家は私以外はメガネ又はコンタクトレンズです。
以前は父もそのお店でメガネを作っていたのですが、手入れを頼んだ時にその店長さんにメガネを壊されてしまったそうです。
しかし謝らず、ふてぶてしい態度で言い訳をしていたと。
誰でも失敗はあります。でもそれを認めて謝罪できないのは店長とか、メガネ屋とかの前に1人の人間としていかがなものでしょう。

さらに、私がダテメガネを作った時のこと…。
その時、少しだけ視力が落ちていたので店長さんはちょっと度を入れることをすすめてきましたが、一緒にいた父は「ダテメガネでいいじゃない」と言いました。そんなやりとりの結果、その店長さんは父に向かって「もう僕、この人には何も言いませんわ。」と。
あまりに失礼。
こちらがワナワナしながらギリギリのところで礼儀を保っているのがバカバカしくなるくらい。

血圧がいい感じであがり、帰宅して父に話したら
「やっぱりね。オレは前からあの人嫌い。だからもうあの店行ってないもん。頭に来るけど、あのレベルに自分を落として争うのももったいないから、もう店に行かないって決めた。」
と言いました。

そう?
私、自分のレベル落としてもいいからケンカしたかったよ…。
ホントは色々やりたいですよ?
30人くらいの声色使って電話をかけまくる。
「もしもし?社長さんお願いします。(社長さんは店長さんのお父さん)あのー、新聞広告見たんですが、年賀状キャンペーンはコンタクトレンズもできるんですよね?ね?」

もしくは…
「もしもし?店長さんにコンタクトレンズは一切値引きしないので覚えておいて下さいって言われたんですが、忘れそうなんですけど。」
「もしもし?店長さんに『次は気をつけて下さいね』って言われたんですが、何様?」
「もしもし?店長さんって社長さんの息子さんなんですってね?親の顔が見てみたいのですが。」
「もしもし?店長さんに『もう僕、この人には何も言いませんわ。』と言われたことがあるんですが、社長さんは言いたい事はありませんか?』

広告業の末端として思う所はありますよ。
カバーしきれない広告漏れは仕方ないと思います。
でも、その後の対応は人それぞれです。
お客様の気持ちを考えて、それをぽーんと蹴っ飛ばすようなことを言って決して頭をさげない。
それがその人の仕事なら確かに父の言う通り、放っておくしかありませんね。

常々考えます。
仕事ってなんだろう。
お金のために働くこと?
それは社会のためだったりするのか?
自己確立とか?

人それぞれでしょうが、私は簡単です。
出来る仕事、やるべき仕事が見つかった幸福を大事にしているだけです。
お金を頂いても、お金が関係しない場合でも、仕事は仕事。
目的があって、その手段が私の範囲ならば仕事です。
自分に厳しくできず、逃れることばかり考えていたらいい仕事はできないでしょう。
放っておけと父は言います。
もちろん、放っておきますよ。
まだワナワナしていますけどねー。

本日の二言目。
「つける薬は自分で探そう」
by happaya-d | 2008-01-04 22:58 | お仕事

ランチの店開拓中

絶賛在住中の富士市を中心に、おいしいランチを開拓中です。

仕事柄、レストランやカフェの情報は入ってきますが、実際に行って食べてみて美味しいお店はばっちりとチェック。
友達や遠方からのお客様を連れて行く時に役立つ情報です。

だいたいは一回目は1人で行くか、母を連れて行くかのどちらか。
これで良かったら二回目は友達やお客様を連れて行くというわけ。
情報の出所はネットや情報誌や自分の仕事の他に、絵の生徒さんからというのが多いです。
皆さんランチをしに結構あちこち行ってらっしゃいます。

今日は国1南にある和食の店へ行きました。
地元では知っている人も多いと思いますが「和」から始まる名前の懐石のお店です。(和民じゃないぞ)
母を連れて行き別々のモノを注文すれば2パターンの料理を観察できます。

2Fは宴会用座敷ですが、1Fはすべて個室でした。高級感があってなかなかキレイです。
ランチは2500円〜…。
私の感覚ではランチは800円〜1500円くらいに抑えたいので、今日は奮発したほうです。
しかも、2人で5250円だから…今日は母とワリカンにしてもらいました…。

でもこれ、懐石御膳ですから、決して高くないのですね。
むしろ内容を見ると安いですよ。

って、お金の話ばかりですが。

母が、「トイレがね、蓋を閉めると水が勝手に流れるのよ!」
と、ホントにどうでも良い所で痛いほど感動していたのが印象的でした。

明日も和食の店に連れて行く約束をしました。
イタリアンばかりだった私にもようやく和食のお店情報が。
こうしてとりあえず一回ずつあちこちのお店へ行ってみるわけです。
そうだな…明日もワリカンにしてもらえると助かるな。

本日のひと言。
「ランチの洗礼」

写真は…
1.今日食べた懐石御前。これにお味噌汁と天婦羅が付きました。
2.壊れたおもちゃのハンバーガーを繕ってもらっているのをじっと見るポテト。
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by happaya-d | 2007-12-26 21:18 | お仕事

ありがたい頂き物

今年最後の色鉛筆講座が公民館でありました。
道路工事でガチガチに封鎖された鷹岡公民館で。

この講座はすでに同好会なのでとても雰囲気がなごやかです。
順調に講座を進めていると、いつも何かと色々下さる最高齢のご婦人が
「先生、おにぎり食べる?」
と言い出しました。
「えっ…」

いくらなごやかでも、この場でおにぎり片手に絵を教えるわけにはいかないでしょう。

「いえ、今日はもうお昼頂いてきたので…。」
と私が言うと、その方はちょっとキョトンとしましたが、
「いらない?今、廊下に置いてあるんだけど。においがしちゃうといけないから。」

おにぎりってそんなににおいキツくないけどなあ?
それにしてもおにぎり持ってくるなんて、お腹すいてるのかな?

「お昼御飯、召し上がってないんですか?」

するとご婦人はピタッと固まりました。
「へ?」

…ん。この雰囲気は、また私聞き間違っちゃったみたい?

すると、隣に座っていた他の女性が
「センセ、おネギよ。ネギ。」

おにぎり→おネギ

ああーあ。なるほど。
帰りに無事おネギ頂いて帰りました。

本日の一言。
「おにぎりも好き」

写真は…色鉛筆講座のお手本。
カッコイイ系の女の人。
シャコバサボテン。
クリスマスカード用デザイン。
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by happaya-d | 2007-12-17 23:38 | お仕事

牛が3つで丑三つ時

今、最高に忙しい時期です。
毎日寝られません〜。
今夜も12時すぎた。(なんか変な文章…)
本日の午前の部スタートです。

今日、ご近所の方が亡くなられたので明日はお通夜があります。
今必死に仕事をやっつけていますが、ちゃんと手伝いに行けるか不安…
今夜は朝までかかりそうです。(これもなんか変な文章)
もたもたしていると丑三つ時になってしまう。

そういえば丑三つ時って、草木も眠るんですよね。
草や木までもぐっすり寝ているのに、そんな時間に仕事しているなんてきっと良くないですよね。
それにお肌は午前2時に作られるっていうし。

さ、現実逃避してないでしごとしごと。
by happaya-d | 2007-11-15 00:44 | お仕事

なぜ人は争うにゃん?

先日、両手をあげて「ひこにゃんおめでとー!」と言っていたニュースですが…。
滋賀県彦根市の国宝・彦根城築城400年祭のPRキャラクター「ひこにゃん」をめぐり、デザインした男性イラストレーターさんが 彦根市と400年祭実行委員会に対し、商標の使用中止などを求め彦根簡裁に民事調停を申し立てているそうです。
これはデザインしたひこにゃんに当初の設定にはない「お肉が好き。特技はひこにゃんじゃんけん。」など、「作者が意図しない性格付けを黙認し、管理を放置している」と。
400年祭終了後の商標使用中止のほか、指定されたデザイン以外の使用承認取り消しや相当額の支払いを求めています…。

なるほどね…。
これは本当に起こりやすいトラブルですね。
でも、こういうことは契約の時に所有と使用の範囲をばっちり決めておかないといけないんですよね。
私はデザイナーですが、その仕事の中ではイラストレーターの仕事もあります。
イラストというのは色々でして、ちょっとしたカットだと1点1000円程度からありますし、ロゴやお店のイメージキャラクターになるとどんなに簡単な図案でも5万円〜20万(時にはそれ以上)ということもあります。
ひこにゃんともなれば、なんてったって彦根城の400年祭キャラですからそれはそれは大変です。
ヒットしてグッズがバンバン出ているようですが、ヒットしなければ今回のトラブルは起こらなかったかもしれません。
使用範囲が広まることによってひこにゃんの性格づけがふくらみ、作者が「どういうことよ」となったのですね。

私自身の話をしますと、私が描いたイラストの使用範囲を制限する鍵が私に残る場合と、完全にお客様にわたる場合があります。
完全にお客様に渡してしまう場合はイラストは納品と共に使用の範囲も私の手を離れます。お客様がそのイラストを似て食べようが焼いて食べようが構いません。
ただこの場合はそのイラストが元で何かトラブルが起こった時にも私の方では責任が取れなくなります。
一方、使用範囲の鍵が私に残る例では…よくあるのはお店の開店時にムード作りに作ったキャラが思いのほかウケて、使い勝手がよさそうなのでそのままイメージキャラになるという場合です。これは本来でしたらイメージキャラはロゴと同じくらいの重さを持つ制作物ですから、契約の段階でそれなりの条件を出すのですが…成り行きを見ることになるとそれは難しいです。
それでどうするかと言うと、その制作物はかのお客様以外のお客様を通して多方面で使用される可能性があることを説明しておきます。
そのクライアントにとって絶対的なモノにしたい場合はそれなりの手続きが必要だということを契約の段階で話します。
まあ実際には、イメージキャラクターになる可能性が高いイラストについては私の方でもやたらに他へ使い回すことがないようにしますが…。花や動物などのイラストは多少変更しながらあちこちに使ってしまうものです。
お客様はイラストがお店の看板になると判断した時に「イメージキャラクターにしよう」と決めて私に連絡をくれます。
そこで初めて私はそのイラストに鍵をかけ、その後は似て非なるモノすらも制作できなくなります。ものによっては細かい設定が必要となり、使用目的ごとにお客様と話し合うこともあります。
そして当然「イメージキャラ」と言う形で再度納品です。

今回のひこにゃんの場合、ネットのニュースでしか見ていないので不明なところもありますが、イラストレータさんの訴えは難しいのではと思います。
ひこにゃん納品の段階で全ての使用に関する権利が400年祭実行委員会に移っているようです。

それにしても、もともと限定キャラのひこにゃん。
こんな事になるなんてね。
ひこにゃん音頭は大丈夫だったのにね。
by happaya-d | 2007-11-14 01:12 | お仕事